素行観察スペシャルその26

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A.D.2009/3/29; SP_026;
 不精の私が、去年素行観察スペシャルは更新したものの遠出ではありませんでした。

あれはあれで毛色の違った素行観察スペシャルとして楽しんでいただけなたら幸いですけど。

…そんな私にちょっとした動機が舞い込んで来ました。

3月の頭頃まで話はさかのぼりますが、電車ファンの甲子園のような時期が始まったんです。

そう、青春18きっぷの販売と解禁。

我が親父もこれを使って遠くへ行くのが好きな一人で、綿密な計画を立てては三日使って

一日目で一気に奈良へ、二日目は観光、三日目は帰ってくるという活用っぷりを見せ付けています。

で、二枚余るのでそれを使わせてくれると言う事なのでどこかに行ってみようと思って計画をひっそり立てました。

しかしながら宿の予約などは慣れておらず、久方ぶりの遠出なので日帰りで行ける場所にしました。

そこで思いついたのは外房線エリア。昔二度ほど行った事があるのですがまだSilverTankもないような頃だったので

今行って昔の記憶を掘り出してくるついでにココに記録してやろうと思い、決定。

いや、単純に向かい座席のローカル線で時間を忘れて流れる景色を見ながらボーっとしたいって言うのが

一番の目的だったんですけどね。そこに駅弁でもあれば最高と言うところです。

そうとなれば経路は問答無用でフェリーです。

…そんなわけで何となく決まった日帰り電車と船ときどき足によるむやみな移動をした一日。

 28日、夜。色々あってお疲れ気味なので明日に備えて眠った方がいい私に電話がかかってきました。

その主は名前にリンク張るのが今回は手間なので気になったらリンクコンテンツから

彼のページへ行ってくださいことサイさん。うちのページ背景カラーと友好色してるので目には優しいですから。

それで相棒-鑑識米沢守の事件簿-見に行こうぜ!ってお誘いがあって、彼が車を出してくれる事になったのですが

結局ダメで中止が囁かれました。それならぐっすり眠れそうですね。

ところが誘われた側の人間ってば自分で運転するから!って映画館行きを強行。

明日に何を控えているか全く分かってない人の行動です。

面白い映画を見終わって家に帰ると既に時計は日付変更済みの0:05表示。

そこからちょっとUOをスタートしだしたりして結局眠ったのは帰宅一時間後くらい。

明日は朝の六時に起床予定でおやすみなさい。

 29日。朝の五時に目が覚める。

眠気は全くなく何故だかボディコンディションがいい気がする。

今なら何となく嘘喰いのロデムみたいになれる気がする!

って事でサクサクと仕度して朝食を喰らい出発進行。思いの外早く仕度が済んだりしたので予定より30分早いです。

適当に歩いて駅までたどり着き、家ですっかり忘れていたのでここで小用。構内トイレはINAX派でした。

そうこうしていると電車到着、普段乗る方向と逆なのでそれだけでもう旅行気分。

列車に乗って出発進行。景色を楽しみます。

ふとみてみると高座渋谷駅の区画整理はかなり進んでいるようで、道以外にはぽつぽつと家サイズの建物だったのが

気がつくとダイナマイト刑事くらいしか武器にしないような建材が組み立てられていて

それなりの規模のビルもでき始めてました。さすが地価に人知れず新幹線が走る駅は違うぜ。

そうそう、それから藤沢本町と言う駅がありまして、その駅のそばのレールが高さや奥行きが生み出す目の錯覚によって、

片方のレールだけが歪んで見えるんですよね。脱線しそうで恐ろしいのですが目の錯覚なので大丈夫でした。

…そんなこんなで藤沢駅到着。

時間柄店も空いてませんし特別な用はないので小田急線を降りて改札口からそのまま東海道線のホームへ。

そしてJRの改札口に到着し、窓口から18きっぷにて劇的な入場。

駅って入「場」なんですよね。初乗り運賃と同等の金額で駅に数時間入れる入券ってのもありますし。

でも駅の中を場内と言わずに構内と言うんですよね、なんとも。

それでホームで待っているんですが、ココって東海道線のホームが1-4番まであるんですよ。

3と4がそれぞれ上りと下り、東京方面と小田原熱海方面。1と2があんまりこない特急関係。

普段は柵で入れないようになっていたり、ホームが割かしきれいに見える辺りにその到着率を物語っています。

さて、時計を見ているとどうやら電車は8時12分に来る模様。3ドアらしい。

3ドアってのを見て一瞬、左右に普通に開くのに加えて、真中にあるドアが上か下かに開くのかと思ったよ。

つまりこういうこと。

ドアの分割次第…それこそドアの切れ込みがY字型になってて

それぞれが左、右、真上とかに開いたりしたら凄く近未来的自動ドアっぽい。

アメリカのSFドラマとかに出てきそうだけどそれなら別に普通の2ドアでも大丈夫そうなデザインの。

そんな想像をさせてくれますが本当の所は単純に1車両片面に3セット出入口がついてるって事なんですけどね。3ドアって。

私の生活圏内では3ドア派と4ドア派がほとんどですが、場所によっては1ドアや2ドアなんてのも走ってるでしょうね。

山手線の2両目とか横浜線の何両目か忘れた車両みたいに6ドアなんてのもありますけど。

見たことない人もおるかもしれませんが不気味なくらいついてますよ、ドア。

もちろん機密性は最悪なので夏や冬は外の影響を受けやすいデザインになっています。

…それで、待ち時間もそんなに無く東海道線がやってきました。

東海道線ではたった1駅の移動です、藤沢に隣接する大船まで。

小さい頃に理由は思い出せないんですけど、親と一緒にやたらと大船を訪れた記憶があるので、

以外に慣れた区間なんですけど大船駅でもまた曲者ですよ。ただ乗り換えするだけなんですけどね、

その間、山の合間から観音様が見えているんですよ。同時にそれを見て大船に来たんだと思いました。

この大船、初めて訪れると駅からも見える小さい山から半身を出してる観音像って風景が

特徴的という言葉で片付けられないくらい異質で近づき難い駅な気がしますよ、下車した事が無い人なら余計にです。

慣れてくると普通の風景として認識してしまうので、写真をとり忘れたりします。

あの観音像を監視システムにしたら大船はかなり監視されますね。

ちなみに東海道線で藤沢から逆側の小田原方面に行く途中に早川と言う駅があって、

そこもまた大船に対抗するかのように似た光景を繰り広げていますよ。

多分2000年か2001年当時の早川駅車窓からの風景。

東海道線はその名の通り東海道五十三次をなぞるように作られてるはずですので、

まだ仏教が生活のそばにも割とあった江戸時代の、俗に言う五街道の一つに入る東海道近辺の事情を考えると

道の近くにこう言うものがあってその名残が現代でも残っていると考えれば割と自然かもしれませんけどね。

…さて、大船駅なのですがココを通るのは大分類で言うと

乗ってきた東海道線、これから乗る横須賀線、今回全くノータッチの京浜東北線(厳密には根岸線)と

3種類だけの鉄道なんですが、それぞれが貨物車両が通る路線だったり特殊なラインの電車が通ったりしているお陰で

昔からホームが1-10まであるという困った設計をしています。

ホームが多いだけでなく車両も通常の物と同じなのに特殊なラインを走る電車すらあるので、

東海道線だと思ってうっかり乗り間違えると湘南新宿ラインに乗って宇都宮とかに行っちゃうんですよね。

うつのみやを変換したら撃つ飲み屋と変換された事をついでに報告しておきます。

ちなみに京浜東北線ってのはこのエリアでは根岸線と呼ばれてます。

JRは乗り入れと言うべきか地域ごとに役割分担が成されている事があって、

電車の名前だけで行き先を辿ると非常に混乱する事が多々あります。

根岸線も横浜から東京までは東海道線と一緒に走り、駅に止まるのが嫌いな東海道線のフォローとばかりに止まるため

「東海道線各駅停車」として存在するので表記によっては東海道線になります。

鉄道マニアが大船から東京まで電車から降りないで2種類以上の電車に乗れってなぞなぞを出したら

こうやって答えれば多分正解くれると思います、多分。

それで東京より先は東北線と言う名前でも呼ばれるそうです。

京浜東北線の京浜部分は東「京」から横「浜」って意味で、それプラス東北線の路線範囲で京浜東北線。

名前とは以外にうまく出来ているもんです。根岸線部分は多分それらより新しいので名前は入ってないようですが。

あと、横須賀線なんかも馬喰町なんて言う力強さまみれの名前した昔は天井低かった駅までが横須賀線です。

そこから先は一緒に走る総武線の快速として扱われます。その総武線も横須賀線と合流するまでの間、

両国、浅草橋、秋葉原の区間は単独走行となり総武線扱いなのですけど、

そこから先は中央線と合流するため中央線各駅停車扱いです。途中から乗り入れ扱いっぽいですけど。

それらの表記を見てみると「横須賀線・総武線」とか「総武線・中央線」って書いてあるのですが

できれば区間ごとに表示を分けた方が分かりやすいと思うんですけどね。

…割とどうでもいい人にはどうでもいい情報でしたね。舞台を大船に戻しましょうか。

その大船駅はこの近辺では色んな方面へ向かうに当たって便利で、

小田原方面、東京方面はもちろん八王子方面、久里浜方面、横浜市の東京湾沿岸へと一発でいけるようになっていて

この近隣では利便性も駅の規模も最大級でしょう。ギリギリ横浜市外なので市内最大の駅とも謳えます。

それでちゃんと横須賀線のホームを選出してはしばらく待っていると

カーブしている線路の向こうからパワー以外の要素を一切廃するのを目標とするような勢いで横須賀線が見えました。

でもなんか後ろの方の車両がいろ違う気がするぞ…

と思ったら絶妙の遠近感覚であたかもくっついているかのように見えた根岸線の一部でした。

それで到着した横須賀線。乗ったのは最後部、15両中の前4両は逗子で切り離すそうです。

電車とホームの間は広いから以外に危険、歩幅の小さい子供は助走をつけてジャンプする必要があります。

それは冗談にしても手を繋いで歩く年頃の子供にとってはジャンプの対象の可能性もあります。

乗車位置は昔は見えなかった運転席越しの正面風景ももうバッチリ見えるのでそこをキープしてみた。

鎌倉を通過し、噂の逗子まで到着。ココで前4両は先行して久里浜まで向かい久里浜〜逗子間をヘビーローテーションし

11両の車両があったら適当にくっついてまた千葉方面へ向かうようです、多分。

しかし、そばに止まってる車両が行き先「上総一ノ宮」って書いてあるんだけど、君相当な距離だぞ。

走行距離にして140km、神奈川南東の隅っこ近くから千葉のやや北東部太平洋側、九十九里浜のそばまで一気に行くと。

ちょっと路線検索とかすると路線案1がこれで2と3は既に特急の利用を促してるし。ガッツある奴だな。

さて、11両で向かう逗子から久里浜への移動。この先主要の駅以外はホームが4両対応なのでやたらはみ出します。

田浦駅に至っては前の車両がトンネルの中に入り込み、そこで止まってはドアが開かないので

その事を知らないで居るとなんか事故があったのかとも思えます。何がおきてるか分からないですよ。

そして横須賀駅に到着すると人が逃げるように大勢降りていくんですよね。

この駅は構造上駅に階段が全くありません。藤沢駅と同じく列車が止まる場所の先からレールが無く、

ホーム間を歩いて移動できるようになっているためで、久里浜方面へ向かう列車もホームの隅っこなので安心。

階段を昇って降りての移動も時間がかかるけど、ホームを大移動も結構手間そうですけどね。

さて、ココからはついに単線です。単線区域に11両の車両は相当無駄な気もしますが。

しかも単線だと言うのに電線を吊り下げる正式名称の分からないやつ、私は「バロン」って呼んでるんですけど。

あれも何故か複線対応の大きさで土地ともども無駄が生じてます。

ひょっとしたら元々何らかの理由で複線だったのかもしれませんけどね。

…そんな調子であっという間に久里浜駅。

2つある11両対応のだだっ広いホームの片方には多分先ほど切り離したと思われる4両の久里浜発逗子行きが。

随分とハードローテーションするね。

このJR久里浜駅だけを見ると割とローカルな感じなのですが、隣近所にはしっかり複線で走っている

立派な京急久里浜駅があり、恐らく住民はそちらをメインに使っている事でしょう。

何せ、JR側はバスロータリーがある以外はローカルな場所と川崎の工業地帯そばみたいな雰囲気の合成のような

そんな場所だと言うのに京急側は駅前にアーケードの商店街とかがあって活気が見られるんですよ。

…それはそれとして、18きっぷで乗ってきているので駅員の居る窓口から下車。

手前に居る人がちょっと時間かかってる後ろでバスが走り出すという駅前らしい風景。

駅から出て乗るべきバスをチェックするとたった1分前に出て行ったようだ。

さっき、背景として何気なく走り去っていったバスが、乗るべき奴だったのか…?

次のバスはしかも30分先らしいぞ……

…頭来た、歩いてやる!

30分も立ち往生するくらいなら歩きます。距離にして1km、言い方変えれば1kmあるきゃあいいんだな。

俗に言われるのは成人男子の平均歩行速度は時速4km、つまり歩けば15分だ。

バスを30分も待ってるより倍も早いぞ。

ちなみによく言われる物件の駅から徒歩何分ってのは1分80m、分速で80mなのですが、

成人男子の速度、時速4km時の分速が大体66.7mなのでかなり無茶ですね。

物件側の移動速度を時速にすると4.8km、成人男子と比較して一時間で800mの差。

実感しやすい時間まで掘り下げると1分で13mの差が開いていくわけです。

1秒で1歩進むとした時に1歩辺り歩幅を大体10cmアップさせないとなりません。

この例えだと歩幅が成人男子ですら112cmになるのでかなり成り立たないのですが、イメージとしては分かりやすいかな。

とにかく普段歩いている歩幅から10cm増やして歩きつづけるって以外に大変ですよ。

…それはそれとして、私とバスの鉄腕DASHが始まりました。

オレの意思とお前のダイヤ、どっちが硬いか勝負だコノヤロー!

まずは適当ながらも道を確認したのでオラー!と歩き始めました。

それっぽい道を確認して、ひたむきにひねくれて移動していると、途中久里浜神社だったかなんかを発見。

気温も暖かく晴れた早朝の神社、中々いい空気と雰囲気です。

まず賽銭を入れて今回の放浪でのんびりとできることを祈願。

ついでに写真右手側、牛のオブジェクトのそばにおみくじがあったので

早速そばにある箱に100円突っ込んで占い開始。久しぶりだぞ、この感覚。

占いの結果は中吉…おお、凶じゃないぞ。

詳細はご覧のありさまです。

・願望…先ず心を正しくもちなさい、自ら叶えられます

・待人…来ないが、連絡あり。

・恋愛…火遊び闇を滅ぼす、真の恋こそ神様に通じ幸せなり

・縁談…心の持ちようが大切です。信神して幸せな縁を頂きなさい

・お産…お陰を授かり親子丈夫です

・進学…御神意に任せて全身全霊を傾ければ報いあり

・就職…誠意が通じ良い職あり

・家庭…幸福はよき家庭に訪れる、心して信神せよ

・病気…祈りが通じよくなります

・旅行…途中を気をつけなさい

・事業…誠心誠意力を尽くしなさい

・訴訟…安心してよし、勝つ

・転居…災いなし、移ってよし

・失物…諦めた方がよい

・相場(賭)…勝つが調子に乗ると危うし

…随分色々教えてくれるなぁ!

賭け事とか訴訟とかそんなところまで教えてくれるのかよ、ココの神様は。と言うより訴訟って。

旅行当時は頭のいくつかしか見てなかったけど、後半に案外大事なファクター、旅行の欄がありますね。

それと「失物…諦めた方がよい」ってのはこの行を書いている今日現在から二日前辺りに本屋で傘を盗まれてしまったので

概ね合ってますね。諦めるしかないですもん。

もし盗んだ人に会えたら雨風をしのげる物を譲った代価として同等の価値をもつ物…つまり雨風をしのげる物として

家を要求したいですね。今君が住んでる家を家財道具をオプションとしてでも良いし。捨てるの大変だけど。

どっかの新築建て売り…ある程度譲歩してマンションでもいいですから。

新築とかマンションだったらおみくじに書いてある「転居…災いなし、移ってよし」も成り立ちますしね。

あと「お産…お陰を授かり親子丈夫です」ってあるけど男としては関係なさそうですが、

自分が作った物をお産って事にするんだったら、今陶器の皿とか作ったら滅茶苦茶丈夫な物が出来る可能性もありますね。

ライフルやマシンガンぐらいじゃびくともしない奴。しかも親子丈夫です、だから懐に入れてるところを

ハゲのスナイパーとかに撃たれて生きていられたとか言う事もあるかもしれない。

そんなおみくじを引いた後、境内の清掃をしていた巫女さんから

挨拶されるとは思っていなかったので言葉が出ず頭を下げるに留まりました。

それと牛のスタチューはこんな感じでした。

乗ってる人が京都大学の折田先生像にちょっとだけ似てる。

…歩いた甲斐あり。

さて、港を目指そうか。

ってことで改めて歩く、と言うより小走り。

途中百葉箱を見つけて何となく撮影してみました。

或いは知らない町を歩くと言う事が普段は目に付かない所に目がつかせる、それがこう言うむやみな放浪の醍醐味かも。

これ、確か市立図書館。うちの市に比べてかなり規模がでかいです。

蔵書数も相当な物でしょうね。

このちょっと先かなんかでコンビニを見つけてちょっと財布の充填を済ませ、安心感アップ。

その後もなんだかんだで寄り道しながらもバスより早く到着しました。

歩いた甲斐もあって、すぐに乗船できるようです。いや、途中からバスに負けたくない一心で走ってたけどさ。

でもね、途中の案内板を見た感じではちょっと間違えると大分に行くフェリーに乗っちゃうとこだったみたいです。

それに惑わされず、ちゃんとした9時35分発の浜金谷行きフェリーを生け捕りにしたので速攻乗船。

少ししたら船は出航、海に出ました。

また会う日まで、久里浜港。

いやしかし、出航したまでは良かったんですが、風がここぞとばかりに強いぞ…

デッキではしゃいでいる子供が割と居るけど、「強い風 子供おぼれる 波しぶき」って詩が出来るくらい心配だ。

風が強い以外は天候も雨ではなく、悪くない船旅です。

と、ココでいきなりサイさんより電話。このタイミングでかけてくるとは、何かを察知したのか…?

船上は結構音がするので、満足に電話も出来ず今東京湾の真上に居るとも言えずに電話は終わりましたが。

海の醍醐味、このだだっ広い開放的な空間。

山にもあるかもしれませんが、地平線が見えるほどに障害物がほぼ何も無いって言うのは

船で海に出ないと中々経験できないかも。このフェリーの航路だと三浦半島か房総半島どっちかが見えるんですけど、

北側は天気が良くないと東京方面が見えず、南側は場所によりますが房総半島か何らかの島かオーストラリア大陸。

そのいずれかにぶつかるまで海なので基本的に地平線です。

真南じゃなくて南南西位になれば完全に房総半島に当たりません。って訳で南側は大体地平線。

これだけ包囲された東京湾ですら開放的な海を味わえるので、湾から出る船だったらこれ以上でしょうね。

見渡す限り海しかないとか見渡す限り砂しかないとか言う風景は死ぬまでに一度見てみたいものですが、

それらを見る環境と言うのが死ぬ時の恐れも。特に砂。

時間と季節、太陽の位置関係から言うと南側に近い辺りはこんな感じ。

左側に見える陸地は房総半島です。右側奥のほうまで伸びてますけどね。

これだけ遮蔽物が無く、目に見える大半が空間と水と言う所で生活してない人には

結構この遠くまで見えると言うのが物珍しく感じます。左側に入ってるのは私の指です。

大阪でも甲子園球場前で同じ事してましたね。

ちなみに陸地側は沿岸沿いだけあってコンビナートが立ち並んでいます。

ゴジラが蹂躙するところでおなじみかも。

船は1隻のみで運営しているわけではなく、途中別のフェリーともすれ違います。

言い方を変えるとこれが今乗ってる船の全景。確か2-3隻の船が航路を行ったり来たりしてるんだったかな。

遠のく陸地と波しぶき。

日本の国旗が目に付きますが、風向きとその強さを見ると言った意味以外にも

ひとたび海上に出たら船の所属国籍を表示する義務とかがあるのかもしれないですね。

島国の道路と違って海は気がついたら日本から出ていたなんてこともあれば他国の船がいたなんてのもあるでしょうから。

久里浜港近海では浅瀬になんか勇猛果敢な建物がありました。

あそこに住んだらどんな気分なんだろう、特に高潮や満潮の時。

海が嫌いな人にとっては最悪の地獄と呼べる可能性も。

しばらく乗っているとすれ違い2隻目。現在位置ももう大分千葉寄りです。

余った時間で船内を適当にうろついたり休憩したりしていると、

割とあっという間に向こう側の陸が見えてきて10時21分、浜金谷到着。

案外あっさりと到着した気分の11.5kmでした。関東南部で気楽に船乗るならこの航路がいいかも。

ただ、千葉側から都内に帰る時は電車だとちょっと大変かもしれないけど。

それから、相変わらず船から陸地に戻る時はちょっと違和感が残ります。

たったの1時間未満でこれだとしたら、大分行きとかで一日近く乗ってたらどうなるんだろう。

陸上で立てなくなったりして。

それはそうと、乗ってた船からぞろぞろと大量のバイクが降りてきてた。

さて。ここから最寄駅の浜金谷駅から、今回何となく目指す事にした外房方面へと次に出る電車は10時23分らしい。

2分じゃ流石に無理です。

2分で駅に行って乗れるようなら、それこそ乗り物要らない気がしますからね。

ってことで更に次の11時18分までの時間つぶしに土産物を見回り。

これまで先行していたスケジュールが時間通りになるだけなのでまだ大丈夫。

この土地と何の関係もなさそうなにんにく唐辛子なんて言うエッセンスを購入。

にんにくと唐辛子から磯の香りは全く感じられないけど。

後は適度にぼんやりと海を眺めてみたり、コンビニで何かの時のための物を買ってみたりしていたら時間が接近。

駅方面へ歩いてそのまま駅に到着したんですが、駅舎にいた古びた駅員さんが到底終わりそうにない長電話中。

誰にどう切符を見せればいいんだろうか。改札は自動じゃない上に開放的だし。

自動だったら自動だったで、自動改札が普及している2009年現在ですら、

自動改札は18きっぷを異物とみなすので通り抜けらんないんですけどね。

自動改札のゲートが閉じる前に物凄い速度で突破するか、ゲートが閉じた後物凄い衝撃で破壊しないと。

ついでに言うと、それだけならまだしも特急券が欲しいと思ってる間に特急がいっちゃったらどうするつもりなんだろう。

結局しばらく待ってたんですけど、彼が眠くなるまで電話が終わる気配が全く無かったので、そのまま入りました。

オレが無賃乗車で千葉まで行って破壊活動を行う予定のターミネーターだったらどうするつもりだったんだ?

そんなわけですんなりと18きっぷの力か駅員さんによるうっかりのどっちかでホームに立つ私。

これが浜金谷駅ホームのほぼ全てです。

撮影時に立っている場所はホームへと続く歩道橋。1番ホーム右手側に駅舎があり例の駅員さんが長電話してます。

この近隣ではこう行った駅のデザインが主流のようで、似た構成の駅がしばしばあります。

写真から見て背中側も同じような感じですね。ホーム。

…あと、何かやたらと山の方からバイクの音が響き渡ってるんだけど。

もうそれはいいとして、2番ホーム側に見えた学校の校庭が見当たらないとか、

その代わり体育館は立派だぞとか、地域の学校らしさを見せてもらってたら電車到着。

普通座席、通勤車両でした。

ノー!ノー!ノー!こう言うところでは向かい座席でのんびり座ってるのがいいんじゃよ。

それをどうだ、この1車両に10人ちょっとの風景。まるで人類の9割が死滅した後の世界での日常通勤風景じゃないか。

気を利かせて新型車両で参上してくれたのに申し訳ないけど、そうじゃないんだ!

…そんな私の気持ちを察する事無く走る列車。

外の景色を眺めていたら、海側じゃない窓から見えた断崖絶壁の家。

しかも結構きれいな家で、建築からそう年月経過してないんですが見た目ちょっと心配。

ちなみに家のデザインとしてはマモーが住んでても許されるような感じでした。

伊豆半島もそうだったけど、房総半島も油断してると結構悪の組織の秘密基地とかありそうな感じの土地柄だ。

それとこの界隈ではドアの開閉は基本ボタン操作で行います。

自動開閉の路線圏内に住まう子供にとっては感動的なイベントですね。

古くは汽車の汽笛、昨今ではほとんど見ない改札口の切符切り、そして電車のドア開閉は

それぞれの時代に電車が好きな子供だった人たちにとってはちょっとした憧れですからね。

ドアの開閉に関しては今でもそうかもしれませんけど。

手でノブを握って開けるドアや立つと勝手に開く自動ドア、それから自動ドアの一部を押して開ける物は街中などにあり、

比較的当たり前のように触れることができるわけですがこれは生活圏内にあるとないが分かれますし、

ドアの側面と言うドアそのものでない部分にあるボタンを押すと開くと言うのはちょっと不思議っぽい気も。

あー、でもマンションの正面入り口にある部外者を入れないようにする自動ドアとかに慣れてるとそうでもないのかな。

…そんなこんなで電車は館山へ。

戸塚くらいの拓けた場所なんですけども、この界隈の事情から考えてもホームとかがちょっと多くてビックリだ。

そしてココでまさかの15分待ち。正面に駅弁を食べている孫と祖父と言う構図を半目にしながらちょっと10分ほど居眠り。

そうそう、この車両は座席こそ普通ですが座席の果ての部分に曇りプラスチックが張ってあって

隅っこで座っている人の顔の横にドアの隅に立ってる人の足なり尻なりが見え辛くなっています。

比較的落ち着いて仮眠が取れたり人を意識しなくていいというメリットがありますが、

どっちのメリットにしても向かい座席もまた有しているのでこの環境下ではバッチリとは言い切れない。

それで目が覚める頃には、館山発車寸前でした。って事で再び走り始める列車。

この辺りでは意外と自宅近辺でも見るような市街地だなーと思いながら外を見ていると

油断した一瞬の隙が命取り。いきなり山になるんですよね。

それからこの辺りまで来ると何の塀とか壁も無い、土を盛った所にコンクリートで補強するようなホームの駅が散見。

ホームの奥行き1m位、場所によっては背後の植物が生い茂っててそれ以下しかないような所まで。

駅と呼んでいるからこれは駅であって、環境次第ではこれは駅じゃないかもしれないとも取れる風体だ。

それとそんなホームの奥に草むらがあって、しばらく景色が進んでいくと線路が見え始めたりする所もありました。

草が生い茂り、線路もやや錆びているので昔何らかの使われ方をしていたと見受けられましたが、

更に景色が進むとその線路にトロッコ止まってました。車体を見る限りトロッコは現役の様子。

すなわち線路もこれで現役か。全くもって、この路線域には驚かされ放題です。

電車も電車なら車も車。線路の脇にある道路に車が走ってたんですが、

どう見ても車窓から向かって手前側の前輪がユラユラとして見えるんですよね。

ちょっとホイールが曲がった自転車をこいでると割と見られる光景なんですけど、自動車で大丈夫なんだろうか。

もっとも、その車は何食わぬ顔で走ってましたけど。

…色んな洗礼を車窓ごしに浴びせ掛けられた私ですが、ついに安房鴨川に到着。

外房線と内房線の境界線となる駅で、鴨川シーワールドの最寄駅もこちら。

ココまでは車両柄車内は学生なども居て、人数が少ないことを除けば旅行と言うより通勤の延長っぽかったのですが、

あ、窓の外は別ね。

今度乗る車両はしっかり向かい座席のようで安心。とりあえず、あと5分で発車のようなので乗り換えて一気に千葉方面まで。

と、その前に駅弁を買おうと試みましたが駅弁が売ってないぞ。

おかしいな、昔ココで駅弁買って食べたような記憶があるんだけど…

しかもその記憶では逆周りに進んでいたのでひょっとしたら館山辺りだったのか…?

もう通り過ぎちゃったぞ?

そんなわけで流石にちょっと腹が減ってきたため、手持ちの食べ物を適当に食らっておきました。

私の心配事を洗い流すように、何事もなく安房鴨川を出発した電車。

外房線に変わったからと言って境界線のようにして景色は極端に変わるわけではなく、

相変わらずホームも待つところにしては奥行きが足りないと言う代物が続きます。

もちろん特急が止まるにしても短いのが標準。

それに加えてガードが全くない橋とかもありますしね。いざって時何が守ってくれるんだい?

このようなのどかな路線息を走る電車にしばらく乗っていると、

滑川アイランドと言うアイランドの気配が感じられない駅に到着しました。そこで急遽記憶出土。

…この路線域は!

昔、鴨川から帰る時に行きと違う線路を特急に乗って帰った記憶があったのですけど、

てっきり千葉の中央部を縦断するような特急の線路があって、そこから行ってるのかと思ってましたが

単純に行きの内房線と違う外房線の線路を特急が走ってただけだと気がつきました。

そうかそう言うことか、その線路を探す時に千葉県の内陸を見てばかりだったからだから線路自体が見つからなかったんだな。

もっとも、特急のための線路と認識していたのにしっかり駅があって通過してたのも記憶していたんだけどね。

記憶が甦ってうろ覚えの懐かしさを感じながらも電車はどんどん千葉方面へ半島を外回りに接近。

途中で何か弓を持った一団を乗せつつノーガード鉄橋がまたしてもありながらもあれよこれよで上総一ノ宮。

複線になり始めました。

もう駅弁は諦めて千葉に戻る気持ちを優先する事にしました。

いやしかし、逗子あたりにいた車両はココまで一本で来るってか。

複線になるとだけあって、電車の本数もそこそこ増えるようで、ちょっと帰りづらい場所から脱出した気分。

乗ってくる人たちも随分と漁港の町と言うよりは市街地に住まう人々の様相になってきました。外の景色も然り。

更に何だかコンディションが悪化し始めました。

空腹や寝不足など要員は色々考えられますが、これはいただけない。

そう思いながら乗りつづけるうちにちょっと眠ってしまいました。

……目が覚めると数駅先の場所になっていたようで、周りはもう既に立派な市街地やら都市部やらになってました。

あと、向かい座席正面にいたばあさんがじいさんになってました。

かなりの変化が見受けられたのですけど、駅に到着した時に気がついたんです。本日二度目ですが、この線路は!

その昔、まだ子供料金で電車に乗るような年頃の私が親父と一緒に房総半島へ行った時に、

複線でしっかりとした駅のエリアを走ってる電車に乗っていたのですが、その時に鳩が乗車してきまして、

何事も無くドアが閉まって動き出し、次の駅になると鳩は下車していくと言う光景を見たのですけど

千葉か蘇我以降は単線になるという認識をもっていたがために、

その出来事は千葉まで向かう途中の京葉線で起きたんだと思い込んでおりました。

そのため、親父との思い出の照合がうまくいかなかったのですけど今回のルートを逆回りしていたようです。

それで帰りは多分フェリーかなんかで帰ったんだと思いましたけど…

ああ、そうか。だから弁当売ってる場所などの情報や記憶が食い違うのか。

多分あの駅弁は勝浦辺りで購入したのかもしれない、鴨川ではなく。

今まさに差し掛かっている茂原とかなんとからへんで鳩が乗ってきた記憶とかその辺がやたらと鮮明に復活。

人生の謎を一つ解明して脳みそが少しスッキリした私ですが、肉体はそうではなく体調は相変わらず。

その調子で結局千葉まで来ちゃいました。ココまで来るともう慣れた物で、

そつなく横須賀線本線に乗り換えてペットボトルのお茶をすすりながら横浜まで搬送してもらいます。

その際に九州生まれの部下と韓国人の上司の話がやたらと前の席から聞こえてきましたが、

体力を回復したり温存したりするために眠っておきました。でも聞いてました。

…ああそうそう。上総一ノ宮から眠って起きた辺りから市川辺りまでは通常ではあまり考えられないガスタンクの設置頻度でした。

それとちょっと目を覚ました時に隣の座席のおじさんがもはや落ちそうになっていたことをご報告いたします。

…横浜到着。

眠気なのか空腹なのか乗り物酔いなのか何らかの病気なのか分からないけど、

とりあえず何かが原因でコンディションが乱れてるのは確かなので、空腹説を覆すために食事。

とは言えなんだかあんまり強烈な食欲が湧いてこないので適当に塩ラーメンを食べてみたりして回復行動。

いやしかし、空腹っぽい状態ではあるのかもしれませんがなんだろうか、この食の入り口の細さは。

どうにかこうにか食べて、寄り道なんて考えず素直に帰って寝る事にしようと決めました。

昨日の夜にやった事が完全に裏目。

でも、食べた事でそこそこ元気が出てきました。条件一つクリアー。

横浜からどうやって帰るか…藤沢経由でゆっくり帰るとするかな…眠りながら。

って事で東海道線に乗って眠りながら藤沢まで。寝てたので当然と言えば当然ですがこの辺の出来事はありません。

まあこの辺りは住んでいる人がかわいそうなくらい駅が無く、止まらないのでイベント性はあまりありませんしね。

…気がつくと藤沢到着。東京湾+α一周をこなしてまいりました。

改札口から勢いよく飛び出すわけですけど、春休みの日曜日、学生達もこれを使って居るようで長蛇の列。

と思ったらやたらと手続きに苦戦しているおばさんがこの長蛇の列を作っていただけのようで、

その2-3後ろに居るおじさんは相当痺れを切らして強行突破しようと試みたり、

入る側の人達も詰まったりでまるで待ちに待った配給みたいな状況となっていました。

後は藤沢から小田急で最寄駅まで乗って帰った。以上。

そして家に帰って古くくたびれた揚げ物鍋の中にある油のように眠りました。今はひたすらにぐっすり眠ってから血液交換したい。

…そんなわけで本日のただただボーっとできる時間が欲しい旅終了です。

記憶違いとか謎がある記憶が正せたので、それだけでも結構な収穫だったと言えるでしょう。

とりあえず、今は、本腰で寝よう。

旅行の前はしっかりと眠ったりしないと。タダでさえ連続活動時間が長くない人なんだから。

…そうそう、それと何気なく買ったにんにく唐辛子なのですが、裏面にこんな記載が。

…毒と同じ扱い方か?

おしまい