2005年夏休み前読書感想文-超銀河伝説バイソン-

 

 

更新意欲を何かサクッと終われるような物にぶつけたいなーと思いながら

ネットをぶらぶらしていたら私は最高の素材に出会うことができました。

これ。

その名も超銀河伝説バイソン。

昭和の雰囲気が一杯のSF、分かりやすい(?)中に微塵にも奥深さを感じさせないストーリー、

数多い唐突な展開、敵のボスの顔が面白い、

当ページで扱う素材として必要な要素を非常に優秀な成績を出してて抜群にブラボー、

そんなわけでこれは見逃せないとばかりにタイピングをスタートしました。

ちなみに、今年の夏休み切羽詰って来た際に読書感想文どうしようと言う時

これから書き上げる全文をUSBメモリなりに入れて提出すると

先生に「バイソンって?」と言われたり昭和のマンガ(それもプラモ販促の)だとばれたらさまざまな面白い展開が待ってます。

とりあえず総集編の感想です。多分本編と大差ないから。いろんな意味で。

 

このマンガの大胆な所はまず1コマ目から16行の文章で大まかなストーリーなどを紹介してくれます。

解釈して書くと西暦2300年、地球は独裁者のピラド総督が支配してて

植民星なんかも次々支配なんかしちゃったもんだから人々の反感をこっそり買ってて

植民星計画に貢献してたカーネル博士はついにキレて地球を脱出しました。って所です。

そのバックには最後に出てきたカーネル博士の宇宙船が案外堂々と衛星軌道上を飛んでます。

しかも大気圏内でも宇宙でも思いっきり目立つピンク色した宇宙船で。

こっそり宇宙に行くに当たって何もかも適してない。

カーネル博士の表情だけが緊迫感に溢れているページでした。

…で、次のページをめくるといきなり数年後でした。この駆け足加減が総集編らしくて良いですね。

しかし本当の所数年どころの騒ぎではないような可能性もあります。

まず、前のページでは結構がっしりした中年男性って感じのカーネル博士が痩せてて杖をついてますから。

そして銀河の外れにある惑星Zまで行き、巨大な本当に球形のスペースドームまで作り上げていて、

各惑星から同士を集めてピラド総督の野望を粉砕するために力を蓄えてる段階まで発展してました。

何かそれらを全部やるに当たって20年作業な気がするんですよね。

これらを数年で済ませるのは多分西暦2300年でも困難だと思ったんですが

その過労から言うと一気に杖をつくくらい老化したと考えられるので数年でもある意味納得できるな。

そもそも私は忘れていました。この頃のSFには科学に限界はありません。

あと2ページ目もやっぱり文章でほとんどが紹介されてました。

次のページでは博士がその同士の若い連中に作業用ロボットとして作ったバトルスーツを見せながら

調整中のカムイを自慢をしていますが、このカムイってロボットは中堅層です。北斗の拳で言うと、南斗水鳥拳の人。

察しのいい人はこのマンガのタイトルが「超銀河伝説バイソン」である事から気がついてるでしょうけど。

そして博士、数年の歳月っていわれてる間にこんなのも設計して作ってたんですね。

この活動力、サラリーマンの平均的な作業量のおおよそ7倍くらいはあるような気がしてなりません。

ですが、一つ下のコマでいきなりピンチが訪れます。

ピラド総督のギド帝国軍がわざわざ惑星Zまで迫ってくるんです。

ココで始めてピラド総督の顔が見られるんですけども大変面白い顔立ちをされておられます。

宇宙にいらっしゃるよりもエジプトの遺跡奥にいらっしゃるタイプの顔なんです。

その顔で惜しまず笑顔を見せ付けるピラド総督を一言で言うと、このマンガの真の主人公。

このピラド総督の顔がどれだけ私にとって印象的だったかと言うと、

書いてる今現在メッセンジャーのアイコンがこのピラド総督です。

第二話では自らバトルスーツに乗り込んで戦うとか

部下の信頼集めるにしても命賭けすぎる行動もそつなくこなします。

そんな事はベン・レイコック(以下参照)に任せておけって。それとこのシーンをカットしてどうするんだって、総集編。

って訳で惑星Zに派遣され、「諸君!見たまえ。私の偉大なる力を」と上司を無視した言葉を放ちながら

ベン・レイコック率いるロボットが暴れ回り、それを見たアップの戦慄顔の人が「ギド帝国の侵略だ!」と叫びますが

この人はココまで目立つ扱いなのに変わった立場や名前すらありませんでした。

その奥でカーネル大佐が「ハン、ジョー、ピーター、出撃だ!」と指示を下します。4人に。

それぞれのバトルスーツに乗り込む3人、明らかに一人居なくなってるのですが

この事については終わりまで触れられてません。もうたまりません。

で、妙に物理的な刃物で近接戦闘を繰り広げている中、ベン・レイコック先生の操るガスパルの

アイアンチェーンで現時点でエース格のカムイがあっさりピンチに陥ってました。

ですが誰かの横槍でそのチェーンが断ち切られてベン先生がビックリします。

そう、主人公である所のバイソンの(初)登場ですが、唐突過ぎます。

ベン先生はバイソンの事を知っているようで、「お前はバイソン」と言ってましたが、

次のページでは敵の新兵器か?と驚いています。

ベン先生の海馬はどうやらこの時点では動いてないようです。

カムイのパイロット、ハンは「味方なのか?」と不思議そうに見ていますがこの状況で唯一物が分かってるのは

恐らくバイソンのパイロットで以下順番にしていくとベン先生、ハン、読者だと思います。

その後は2ページに渡る見た目でも分かるほどの熾烈な戦いが行われ、

更に次のページではギド帝国が撤退してた。

せっかく総集編じゃないほうではピラド総督が自らロボットに乗り込んで「オレが相手になってやる!」とか言いながら

カムイなどのザコをいじめてみたり、バイソンが来ると同時に「うう、お前はバイソン!」の一言を皮切りに

捨て台詞を吐いて逃げていくと言う名シーンがあったのにオールカットです。

で、逃げるギド帝国軍を見上げるバイソンらなのですが、一機だけよそ見してるのは見逃せません。

更にココでようやくバイソンのパイロットが降りて出てきますが、やっぱり見た記憶の無いキャラクターです。

強いて言えば、例のギド帝国の襲撃にドアップで驚いてた人そっくりでした。

 

舞台は変わってギド帝国の宇宙要塞にあるベンレイコックの部屋。

内装は一切無いと言う実にストイックな部屋で外を見ながらバイソンに復習心を燃やすベン先生。

するといきなり天井の大パネルにピラド総督が映し出されます。プライベートも何もあったもんじゃありません。

それ以前に心臓に悪すぎる。あの顔がいきなりってのは。

大パネルに映していい顔と良くない顔っていうのがあります、今のがこれだ。

その総督の話によると今日の戦いは凄く屈辱だったらしい。

まあ、自ら出撃した挙句バイソン見るなりしっぽを巻いて逃げればね。

だけど今なら勝利によって過信してるだろうから宇宙空母コズモービル使ってG作戦をやれと言います。

またG作戦と言うのがAでもZでもない割と普通のランクをかもし出しています。

で、敬礼しているベン先生の隣にコズモービルと言う珍しくもカッコいい構図のページがあったりして、

真ん中らへんにあるコマに「レイコックの恐るべき作戦が始まった」と書いてあるので

G作戦と言うのはよほど凄く、非人道的な作戦なのかもしれません。

とりあえずいつのまにか宇宙に飛び出していたスペースドームのコントロールセンターが砲撃を喰らいます。

カーネル博士の出動命令と共に赤い玉のついたレバーと言うデザインの操縦桿を握ったリョウ達が操る

バイソンチームが飛び出しますが、この時には既に大気圏内です。

総集編だから着陸シーンを大幅カットされたのか、単に大気圏に落とされたのかは非常に想像力を刺激します。

空母へ挑むバイソンチームを背に、ベン先生が屈辱の襲撃の時に乗ってた事でお馴染みのガスパルが

ガードが甘くなったのをいいことにスペースドームを鎖鎌でガンガン殴ってます。

つまりこれがG作戦の全容のようです。

日本語で言うところの、陽動でした。

一方、バイソンチームはと言うと、

「ギド帝国の宇宙空母コズモービルの一撃はカムイ等バトルスーツを倒すには十分であった」との事。

負けてた。

それもテロップと一コマの爆発シーンで。

暴れ疲れたガスパルはこの時にコズモービルへ帰り、カムイなどに乗っていた

カイト、ライル、ジョーのジョー以外初めてお目にかかる三人が何か死を悟ったかのようなカットが入ります。

恐れながらリョウに空母に気をつける事を最後に伝えようと通信をしますが、

これがまたリョウには届いてません。

でも、リョウは三人が散った事を何故か悟ります。

そして、G作戦仕様の見るもの全て赤く見えそうで目に優しく無さそうな、

片方いつのまにかレンズが破損した赤いサングラスをつけたベン先生がコズモービルの強さに酔いしれてます。

そのベン先生、そのままの勢いでバイソンの片腕を器用に狙い撃ちして吹き飛ばします。

そう言えば、ガンダムも確か腕がなくなるんでしたよね。いつだったかの戦いで。

バイソンのピンチを見ていたカーネル博士は最期の時がきたかと言う弱音を吐き、

後の事をそばに居たケイに任せてビーム砲基地へ向かいました。

深刻なのを表現するためかケイの顔色は青いのですがピラド総督以上だったりします。ちょっと青くしすぎ。

それで、ビーム砲攻撃基地のビーム砲そばにカーネル博士が立っているのですが、

基地と言うよりは単にビーム砲がおいてある岩山なのが衝撃的です。

メタスラ3の5面で固定機関砲がおいてあるのを基地と言い切るような感じです。

ですがこのビーム砲、かなり強力らしくて強力な熱光線であらゆる物を破壊するようです。

カーネル博士が移動してる間にもバイソンとコズモービルの戦いは続きます。

片方のみとなった手に握られた剣…を使う事無くまずキックで外部装甲を蹴りつけるバイソン。

砲台でもなく、ごく普通の外部装甲を蹴りつけてます。

そしてそんな事してるからコズモービルに一撃貰うんです。

胸をかするようにビームを貰ったバイソンはほぼ戦闘不能でリョウが剥き出しに。

勝利を確信したベン先生は例の赤くて破損したサングラスを外して決め台詞を吐きます。

そしてそんな事してるからカーネル博士のビーム砲に撃たれるんです。

しかもこのビーム砲、威力とかは確かに凄いのですがそれ以上に凄いのは手動である事。

コンピューターに方向修正などをさせずに博士の手で狙いを定めて発射されてます。

…しかし、リョウとベン先生の違いはココからでした。

ベン先生のコズモービルは火を噴きながらしっかりとカーネル博士のビーム砲基地へ突っ込んでいきました。

それを見たカーネル博士は逃げずに焦燥の表情をするばかり。

ベン先生もタダでさえ青い顔を青くして、例の破損サングラスを装着してました。

次のページでは空母もビーム砲基地も凄くこじんまりと跡形もなく吹き飛んでました。

主人公のリョウはと言うと、気が遠くなりながらもみんなの事が頭によぎってたそうです。

で、次のページが最後のページなのですが恐らくケイなんじゃないかと思われる人物が背中を見せて立ってて

「そして、銀河に五つの星が散り、長い戦いは幕を閉じた。」と言う文章があってエンディング。

リョウの生き死にとかその後は全くもって紹介されてません。

そもそもこのテロップの意味がかなり多方解釈可能で困ります。

星と言うのが惑星なのか主要キャラなのか、どう言う形で終わったのかなども分かりません。

何よりピラド総督の消息すら不明です。

 

…ちなみに、パート2と言うのが存在するらしく、そっちに投げる形でのエンディングっぽいのですが

リョウが生きてる予感がしないため、どう続くのかが非常に興味あります。

あと、読書感想文みたいに書いていこうかと思ったのが気がつくといつものツッコミ文章になってました。

まあとりあえずピラド総督(の顔)は埋もれさせておくに惜しい素材だったので

ココでほんの少しでも多くの人に見てもらえればと思えばこの文章も無駄ではないでしょう。

 

 

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