ファイナルファンタジーIIIプレイ記

 

 

第三話 蛇と靴下のぶつかり合い

新たに船をこぎ出したいつもの面々。

ドワーフの国に向かう途中ギサールに寄り道してレベル4の白黒魔法と小物を少々、そして手裏剣をゲット。

手裏剣はどうせ使う頃には大量に買えるであろう事がわかっているので売ってしまいます。

そのお金でやっぱモンクではなく戦士へとジョブチェンジしたレムさんの装備を整え、

残りのメンバーの装備品もグレードアップ。

そして今もなお沈黙を守りつづけていた石さんを元に戻すために宿屋で一泊。

目を覚ました後はこの国の宝であるドワーフの角を片方奪い、地底に逃げたらしい盗賊グツコーという

無骨な名前の奴を追いかけに行きました。

その戦闘で気がついたのですが、レムさんの打撃は熟練度が低くて攻撃回数が少なく、あまり強くはありません。

それでも通常戦闘での持久力やボス戦でのほとんど通用しない魔法攻撃に比べれば十分な領域でしょう。

エレベーターもガンホールも無いふっつーの原始的な洞窟を下っていくと、

ファミコンのゲゲゲの鬼太郎1でときどき画面にいきなり出てきて取ると1000点の赤と黒と白の奴そっくりなのが居ました。

コイツが盗賊グツコーです。話し掛けるなら

「えーい よるな よるなー! おまえらに このつのは わたさん! しねー!」と言う

ウインドウ一つで収まる言葉を言い終わるとすぐさま襲ってきました。面倒じゃない奴です。

人間としてはかなり面倒な奴ですけど。

性格もさることながら見た目も面倒で、戦闘中のグラフィックが全裸の石肌色したマッチョが

蛇をパンツ変わりに履いているだけと言う少年ジャンプとかだったら間違いなくファウルないでたちです。

お前動くな!色んな意味で危ないから!と思いがちですが幸いFF3は敵がアニメーションしないので安心。

とは言えども蛇パンツってどんな発想なんだろう。

…いやまてよ!仲間にも似たような事をした奴が二人居る!

具体的にはこれとかこれを読むとパーティーメンバーのうち誰だかが分かります、って言うか戦士二人です。

実質、この戦いはドワーフの角を奪還する戦いではなく、蛇パンツと靴下パンツの派閥争いになりました。

それに取り残されたカーンとラースさんは本来の目的であるドワーフの角の奪還に励みます。

蛇パンツの攻撃手段はひたすらファイラ。普通の人間組みが食らうと70程度とややかゆい威力です。

更に靴下組みはドワーフの国で買ったアイスアーマーとアイスヘルムの力で20程度に抑えられています。

そんな炎と言うよりはちょっとした加熱程度の火力で立ち向かえるほど我々は甘くありません。蛇パンツを成敗しました。

角を手に入れた後、真一文字の横棒がついてくるようになりました。

ひょっとしてこの角、やたらとでかくて重いからけん引する必要があるのか…?

それごとドワーフの所へと帰ってきたご一行。早速ドワーフの角を元に戻しました。

と思ったら真一文字の棒が喋りだした。

どうやらあれは角じゃなくて影で、グツコーが我々の影になっていたと言う設定だったようです。

そんな器用な芸当をこなせるんなら、まずは服を作れ。着ろ。

二つあった氷の角はどうやら炎のクリスタルの場所へいけるためのアイテムだったようで、

颯爽と壁を貫通してグツコーはクリスタルのある炎の洞窟へ向かったんだとかなんとか。

完全に後手に回る事になってしまったわけですが、何かピンチはいつもの事なのでマイペースで追撃。

炎の洞窟ではそれっぽく通路に溶岩が流れていますが、別段肩まで浸かってもノーダメージ、大丈夫なので安心。

そこはクリスタルに選ばれた戦士です。自然の脅威程度でいちいちひるんでいられません。

とは言え流石に溶岩の滝ではダメージを受けていましたが、どっちかと言うと熱や重量ではなく、

落下のエネルギーでダメージ受けてる感じ。

溶岩問題も克服したとして、洞窟内のモンスターも案外力押しでどうにか出来ているので、探索は楽々進みました。

途中フリーズブレイドを見つけて余計に攻撃力が上がっていく石さんにいつもの感情が芽生えますが、

それも長続きしませんでした。

次の戦闘でちょっとした油断からまず大体パーティーが崩れる時に最初に死ぬ石さん、続いてレムさん、そしてカーン、

まるで俳句を読むかのように次から次へと仲間が倒れていき、ラースさん一人で戦う事に。

手持ちの南極の風などを使ってどうにか生きて戦闘を終了できましたけど。売らないでよかった。

そしてギサールで買っておいたテレポの魔法が大活躍。生還できました。

さすがパーティー1の常識人。

何度死んでも甦るドラクエ3のじじい達と違って全滅したらそこでオシマイと言う冒険記メンバー。

慎重に事を運ばなくてはならないのにどうも名前がそうさせるのか突っ込んでしまいます。

それはそれとして、無くなりかけていたポーションを買い足しておいてまた洞窟へ赴きます。

道中はポーションがぶ飲みで体力を確保しつつも進撃、直接攻撃キャラが多いせいかちょっと楽です。

そしてたどり着いた最深部、既にグツコーがクリスタルの力を借りてました。

その力を使って襲ってきたのが元グツコーであるボスのサラマンダー。

サラマンダーと打ちたくて変換したら沙羅曼蛇ーになったサラマンダー。

蛇パンツ男の頃とは違ってかなりの強敵だった気がするのでそれなりの覚悟で挑みます。

と言えども基本的にラースさん以外は突撃してぶったたくばかりですが。

しかし、サラマンダーの容赦ない全体炎攻撃で耐火構造がなってないカーンが回復間に合う事無くあっさり死亡。

って言うかこのゲームのボス、全体的に火遊びがすきすぎる。

ジンに始まり、蛇パンツ時代の盗賊グツコーに現在のサラマンダー、

そして単なるでかいネズミですらボスってだけで炎を扱って来る始末。

そんな今回の炎ですが、耐火構造が出来ている戦士二人がやたら耐えてくれます。

直接攻撃に至っては1回ヒットで5、4回ヒットで12なんて言う軽減っぷり。

悔しいくらいに戦士二人の大活躍によってサラマンダーは倒されました。

こうして、炎のクリスタルの力を奪還したわけですが、

カーンと呼ばれるキャラを操作するプレイヤーとしてはちょっと遺憾な勝利。

 

炎のクリスタルの力を手に入れて、石さんを戦士から上位種のナイトへと変貌させ、

現実のご本人とのギャップをアップさせておきました。

とりあえず、ドワーフの国に一度戻って体制を立て直すことにしたのですが、

入り口そばで後ろから深手の人ご来訪。

なんでも三節棍をくれた村が焼き討ちされようとしているらしい。

そしてハインの弱点は学者であれば見破れると言う言葉も同時に残しました。

いまわの際にしてはちょっと突然だったけど、いいヒントをありがとう。

犠牲となったカーンを蘇生して、ドワーフの国の宝を貰った所で妙に学者装備が多い辺りに

次は学者になれというプレッシャーを感じたため、カーンはシーフになる予定を変更して学者になりました。

この学者と言うジョブ、敵のHPを調べたり弱点を見破ったり、ライブラ内蔵のキャラクターなのですけど

それだけでは不足とばかりに攻撃力はそれなりに高く設定されていて、モンクの時に近い攻撃能力を発揮します。

本の角でぶったたく威力は想像以上に恐ろしいようです。

それに味を占めたカーンについていく形でまさに焼き討ち寸前にトックルの村へ到着。

すると唐突に動けなくされて近所の砂漠を不気味に放浪する長老の木ことハインの城に連れていかれました。

 

ハインの城の中では王様などと相部屋にされました。

色んな話を聞いてみると、この城のどこかにアーガス王の剣、キングスソードがあるらしいって事と

俺はもうダメだ、このアイテムでそこにある穴から脱出するんだって事と、

おれはハインのしもべ、死ねー!って事位が分かりました。

最初に居た兵士グラフィックのうち、二人があっさり居なくなりましたが先への道は開けました。

早速うちでのこづちで小人になって穴を抜けたら速攻元に戻り、牢獄突破。

通路を突き進んでいると敵が襲ってきますが、これを剣や本で迎え撃ちます。

ハイン戦に備えてまだ魔法は温存。

しかしラミアのにらみでレムさんが寝落ちしたり、石さんが混乱して自分を叩いては戦闘不能になったりと

普段の彼らの行動に近い問題事が発生しました。

流石に回復施設のない場所なので石さんの回復にフェニックスのおを使わざるを得ません。

そんな感じでちょっと順調とは言い難いですが、進撃自体はそれなりに進んでいました。

そうそう、噂のキングスソードは通路スレスレのような場所に置いてありました。

しかしこれで攻撃力が100になった石さん。

ハインより前にわしが止めを刺してやるわ…

…そして到達したハインの居場所。事もあろうか骸骨姿だ。

騒いでしまう、骨好きのラースさんの血が騒いでしまう!

幸い、ラースさんを白魔導士にしてあるので解体してコレクションにする力はないのがポイントだ。

しかし彼にもハインの弱点を的確に攻撃できる方法はありました。

まずカーンに弱点を見破らせます。冷気に弱い事が分かった所でレムさんのブリザガと

カーンとラースさんによるアイテムなんきょくのかぜで追撃。かなりのダメージを稼げました。

バリアチェンジで変更された後の弱点もまた冷気だったので同じ行動に出たらあっさり撃破。

この間、石さんは何もする事がありませんでした。キングスソード握って突っ立ってるだけ。

ジョブチェンジくらいさせるべきだったかと思いましたが、それをするまでもないのは明確でした。

負けてられないハインも魔導師らしく、そしてボスらしくファイラで応戦してきましたよ。

そんなわけでハインを撃退した我々、突然壁が喋りだしました。どうやら長老の木のようです。

いくら石さんちでもこんな不気味な壁じゃないぞと思いながらも、

その手のヘンテコな建築物には免疫がある一行なので大丈夫。

話を聞いているとどうやら何もかもが平和な状態になるだろうという事のようです。

アーガスの人たちはアーガスへ返して、長老の木は森で眠りにつくようです、回復するために。

その間1000年間、森に入れないと言ってましたが実質一生入れない宣言だ。

それで森の妖精からかぜのきばをゲット。

アイテム欄ほぼ一杯なので受け取るときバグで消失しないかと緊張したけど、どうにかなりました。

そこはどうにかなったので、続いてカナーンの王様に逢いに行きました。

そもそも彼に飛空艇のことで尋ねるために始まった面倒事ですし。

カナーン王によるとときのはぐるまをシドに渡せば飛空艇にありつけるようです。

ってまたイベントアイテムか!ギリギリだよ!

石さんちのストレージみたいな我々のカバンの中身に止めを刺しかねない展開。どうにか耐えましたが。

それでカナーンに向かってまずは売るものを売りました。

もうハイン戦は終わりましたし、この先は威力不足っぽい感じなので、

使うとブリザラサンダラファイラと言ったアイテムはいりません。

それ以外にも打ってお金にするために持っていたアイテムを売却。

ようやくアイテム欄に余裕が出来たのでレムさんを黒魔導士からナイトへ。

当面は確か直接攻撃が役立つ時期だったはずですし。

そんなわけで靴下戦士コンビが靴下ナイトコンビとパワーアップしました。

カーンをシーフにしたい所ですが、装備に恵まれない現状ではダメなので、

打撃力維持を考えて学者のままに使用と思います。

後はシドじいさんの所へ向かったらじっとしながら「ときのはぐるまさえあれば・・・」とうわごとのように言うので

望んだとおり歯車をぶつけてあげました。

途端に墓から甦ったかのような活力で船を飛空艇に改造しだしました。

干満の激しいじいさんだな!

ついでに言うとこのゲームのじいさんはやたらと跳ねたり活気に満ち溢れていたりアグレッシブである。

じじいでパーティーをくまなくとも心配が要らないほどだ。

この後シドじいさんに話し掛けても昔の自慢話ばかりするので、そっとしておいておきました。

…水上のみの着水と言う限定条件を受けながらも、我々の船は飛べるようになりました。

とうとう、大陸の外へ出るときが来たわけです。

つづく。

 

 

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