#21　塀の中での４日間

デスクルスの門番の人に騙されてデスクルスへ入所した俺とハンフリとステラ。

色々と聞き回った所、俺達はどうやらドラム缶押しをやらなくてはならないらしい。

さっそくドラム缶がある場所へ移動。たまにはこう言った仕事も面白いかもしれない。

…と思ったらたいした距離でもない距離を、意味もなく押すイヤな作業だと発覚した。

とりあえずだるいので速攻で押し終わって報告。そうしたら監守の野郎戻せとか言いやがる。

仕方がないので戻し、また報告した。その結果どうやら今日のドラム缶押しは終わりらしい。

厨房に飯が用意されているらしいのでさっそく食べに行く。

コレがまたマズイカレーだった。とんでもないものを食べたせいか疲れが出て、眠った。

２日目。

目覚めた時点でまだ刑務所の中だと言う事を思い出す。

今日もドラム缶を押さないとならないらしいのでやることにした。

今日は昨日の二倍押すハメになったが最後の押す瞬間になにか開放感と言うか、楽しさを感じてしまった。

終了した時点で明日は今日の二倍宣言が監守から宣言された。

その後カレーを食って居る時に明日が少し楽しみになっている自分がいた。

３日目。

今日もドラム缶押しだ。

二往復目からだんだん楽しくなってきて、最後の一往復は生き甲斐すら感じた。

四往復ドラム缶を押したあと、明日は八往復宣言が出されるのかと思いきや、

監守の野郎厨房の食事係を今度は指示してくれやがった。ライフワークを奪う気か。

仕方がないので厨房で食器の整理をして居る時に先割れスプーンを発見。懐にしまう。

コレを見た俺達３人はドラム缶の押せないココから脱出を図る事を決意した。

最終日。

以前刑務所内をうろついている時に見つけた掘れるような場所へ直行。

そこから穴を掘り、下水道に行きついた。モンスターが居るが雑魚ばかりなので問題はなかった。

…脱獄ついでにあの監守どもに復讐を企てる。

町の送電を停止し、いまいましいエンジェルリングの電撃を無効化することに成功した。

監守が相変わらず電撃リモコンをいじっている間に監守を蜂の巣にする。とても気持ちが良い。

ついでだから所長も葬るためにデスクルスでもっとも高い場所へ向かう。

所長としてデスクルスを納めていたのはグラップルタワーにいたスカンクスだった。

正確には少し違うようだが問題はない。倒す。

…かくしてデスクルスを解放した俺達は、ポチを向かえに行き、防具を返してもらい、

あの懐かしいドラム缶を心行くまで押してからデスクルスをあとにした…

続く